Pomme-blog

洋楽好きによるCDレビュー・ライブレポ中心ブログ-Musique, C'est la vie.

【ライブレポ】MUSE DRONES WORLD TOUR@新宿ピカデリーを見た

MUSEをただただ語る会第二弾。

 

MUSE DRONES WORLD TOUR7/13@新宿ピカデリーを見てきました。

 

時間にして1時間30分、通常のライブとほとんど同じ構成で会場が映画館という状況。仕事帰りだったので、いつも映画を観に行く時と同じ心構えでふらっと行きました。
個人的にライブを映画で見るというのは初めてで、ライブでは踊り狂ってるタイプの私はじっとしてられるかとても不安した。案の定「映画館ってのが惜しい!!!」という

感覚で見終えました。

感想を一言で表すと「最高すぎ」なのですが(笑)もうちょと一言二言足して説明すると、「映像でここまでライブの臨場感、熱気を伝えられる彼らは本物だ。」と改めてMUSEってバンドの怪物ぶりを感じた1時間30分でした。

 
ではセットリストに沿ってライブレポ(?)をさせていただきます!
 
 

ライブ(?)レポート

 

 

会場の熱気とともに、Dronesのイントロとメンバーたちのメッセージが上映された。会場に入場するときにポストカードが配られ、裏面に〈本編には字幕がございません。冒頭のセリフの内容はこちらです。〉とマシューのメッセージ書かれていたので初めに何かメンバーが語るのだろうなと思ったが、実際は時間にして1分程度だった。

※メッセージにはマシュー・ベラミーと書いてあるが、実際にはドムとクリスも話していた。

 

マシューのメッセージ

人間とテクノロジーの関係にずっと興味がありました。ドローンはその象徴です。すごく興味深く、現代的な。ファンのみんなにも私たちのメッセージが伝わっているようです。コンサートを通じて旅に出たような気持ちになれるんです。包括的な視覚体験で、このアルバムのストーリーにもまさに直結します。ファンのみんなに、私たちの生活におけるテクノロジーの役割について自問して欲しいです。それが、善なのか、それとも悪なのかをーーー

 

このコメントを聞いたとき、映画館にいるせいか本当になにかのSF映画を見ている感覚に陥りました。なんとなくDronesのアルバムに対するメッセージ性の強さは感じてはいましたが、ここまで意味深でマシューが地球に関わることを考えていたとは思わなかったので、非常に感心してしまいました。

 

彼らのメッセージが終了すると、早速Pychoに入ります。そこからDronesツアーだけに最新アルバム攻めが始まり、Reppersも演奏されました。個人的にReppersはとても好きな曲で、マシューの早弾きと美声、突然の激重アップダウン(表現に乏しくすみません)が1度に聞けるこの曲を生で聴けるなんて非常に羨ましいなあと思いました。

 

また、会場のセットも非常に豪華で、先日の来日公演の何倍も凝ったセットだったので、思わず「日本そんな好きじゃないんじゃ・・・」という思いもよぎってしまいました。それはさておき、360度回転するステージと、天井にはいくつもの丸い玉が浮かんでおり、胎児を思わせる映像やドローンのようなものも浮かんでいました。まさに今回のテーマ「テクノロジーを表現しているようでした。

 

その後、お馴染みのHysteriaSupermassive Blackholeなどを演奏し、間にDronesの新曲を挟んできましたが、凝ってる演出はやはりDronesの曲の時でした。各曲のメッセージにあった演出や映像が盛り込まれており、聴覚だけではなく視覚も刺激した演出に釘付けです。

 

ちょっと余談になりますが、なんといっても、観客が歌う歌う、、、。日本だと英語だからあまり大声で歌わないのですが、外国なだけあって大合唱でした。(国は公式発表されていませんが、マシューが「ペルー!!!!」と叫んでいた気がするのと南米系の顔立ちが目立った観客層だったのでペルーだと思います。)そして顔面偏差値が高い。。。(笑)ローマの時もそうでしたが、時々映る観客が美男美女しか映らないので、今回は南米、前回はイタリアとちゃんと映像の映え具合も気にして収録してるのかなと思ってしまうくらいでした。(笑)

 

そして何度もマシューのドアップが映し出され、映画館のスクリーンですからとにかくけつあごが目立ってしょうがなかったです(笑)狙ってるのかともうぐらいドアップ多かったです。ドムとクリスそんなになかったのに。。。かっこよく歌い、ギターで遊び、けつあご・・・(笑)イケメンの象徴なのでいいなあと思いながらマシューのドアップけつあごを眺めておりました。。。

 

話がそれかけましたが(笑)ライブの演出で特に印象的だったのが、やはりThe Globalistからの流れですかね。The Globalistは横アリで聞いたときもものすごく鳥肌もので感動泣きしたくらいなのですが、映像でもやられました。さらにすごかったのがその次のTake A bowですね。The Globalistで一回落ち着かせてからのじわじわと盛り上げていくTake A bowの構成がぴったりで、上げて下げて上げてとのように見事に感情を揺さぶられてしまいました。あまりに美しい演出だったので、脳内が追いつかず手を叩くことさえ忘れて、ただ口をぽかーんと開けている状態になってしまいました。。。

本当に美しい・・・。これもライブだから感じる感情なのだと思います。(今回は映画ですが)

 

そしてMercyは来日公演と同様に紙吹雪が吹き荒れ、Aftermanthでエモエモタイムに入りKnighs Of Cydoniaで締めるという流れでした。いやー、、、最高としか言えませんね。。。

 

セットリストも来日公演と結構違い(単独のときはDronesツアーでもなかったですしね。フジロックと少し似てたかなという感じです)、新アルバムDronesを引き立てる演出になってたと思います。

 

終わったあとはライブ後と同じような喪失感に駆られ、力が抜けてしばらく立てませんでした。映像にしてもここまでの感動を味あわせてくれるのだから、実際にあのライブ会場にいた人たちは一体どんな感情で見ていたのでしょか。メンバーたちも退場するときはこれまでにないくらいの笑顔で観客とハイタッチをしながら戻っていました。最後のエンディングでなぜわざわざ映画化したのか、メンバーの顔を見てわかった気がします。

 

まとめ

 

とにかくDronesに対するメンバーの思いやメッセージ性が伝わる映像でした。ライブではないので、冷静に見ることが出来たので、きっとメンバーも冷静にメッセージを受け取って欲しいということで映画化したのかなと思いました。

 

今は新曲を作っているようなので、また近いうちに来日してくれることを本当に切望しています。最近の新曲「Thought Contagion」が大好きなので、私はこれを生で聴けるまで死ねません。あと最近やってないNew Bornも聞くまで死ねません。来日してまだ8ヶ月しかたっていませんが、もうMUSE不足です。映画があってよかったです。

 

MUSEーThought Contigaion[Official Music Video]ー

www.youtube.com

 

ではまた!Au Revoir!

 

セットリスト

 

Drones(Choir Track)
Psycho
Reapers
Interlude
Hysteria
Dead Inside
The Handler
Supermassive Black Hole
Prelude
Starlight
Madness
Time Is Running Out
Uprising
The Globalist
Drones(Choir Track, reprise)
Take A Bow
Mercy
Aftermath
Knights Of Cydonia