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洋楽好きによるCDレビュー・ライブレポ中心ブログ-Musique, C'est la vie.

【ライブレポ】【サマソニ2019】待ちに待った来日、UKで1番ホットなシンガーソングライター・Sam Fender(サム・フェンダー)

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Sam Fender - Live at TRNSMT 2019 ※サマソニでの映像ではありません。

 

UKで話題になっている彼は、本当ならば2019年1月に初単独来日ライブを開催する予定だった。”来日キャンセル”という情報を聞いた時の落胆と言ったら本当に悲しく、年明け後の楽しみが消え脱力していたが、サマソニ第一弾ラインナップで彼の名前を見つけたときは思わず叫んでしまった。そんな待ちに待った来日公演に心踊らせながらソニックステージで彼を待った。思ったよりも観客が多く、話題性を感じられる。

ステージが暗転するやいなや、響き渡るバンドサウンド。UKロックナンバーをかき鳴らす彼に、私の体も自然と揺れた。今日8月16日はUKロックバンドが多く、UKファンの私からするととても幸せなラインナップなのだが、彼が1番UKらしさを表現しているアーティストに思える。レスポールを担ぎながら歌い上げる彼の声はとても美しく、高らかに凛々しく歌う姿に久々に恋した気分になった。

曲が終わると、イギリス訛りが結構強い発音で、先程までの凛々しい彼とは違い、無邪気な男子が初来日の喜びを語っていた。この日のソニックステージはかなり湿度が高く、じっとしているだけでも汗がにじみ出る暑さだったせいか、彼は曲間に何度も”sweaty,realy sweaty"とタオルでギターを吹きながら少年のような笑顔で話していた。

また、バンドとの仲もよく見えた。演奏中も自分が歌っているだけではなく、周りのメンバーともアイコンタクトを取りながらバンド全体が楽しそうに演奏していた。こんなにも”楽しい”が伝わるライブも久々に見たかもしれない。そして、これも新人だからこそ見られる姿かもしれないなとこの時期に見られた幸福を感じながら見届けてた。

終始カッコよさと少年の側面を見せてくれた彼に、これまで以上に恋してしまった感覚だった。次は一体いつ見れるのだろうか、と次回の来日を心待ちにしながら帰宅後もう一度彼の演奏を復習してしまうほどに惚れてしまったのだ。

 

 

ぽむろぐ