Pomme-blog

洋楽好きによるCDレビュー・ライブレポ中心ブログ-Musique, C'est la vie.

【アーティスト紹介】オーストラリア発60年代と現代の融合サイケデリックロックバンド・Tame Impala(テームインパラ)

こんにちは、ぽむろぐです。

 

本日は、今世界中で人気急上昇中で、海外セレブも好きと公言している人が多いサイケディックバンド・Tame Impala(テーム・インパラ)をご紹介します!今年はコーチェラフェスのヘッドライナーを務めたくらい、今旬で注目を浴びているバンドです。

彼らの音はまだ誰もマネできていないのではないでしょうか・・・?(ただし、最近は弟分・Pondもものすごいセンスの曲をバンバン出していて個人的にはTame Impalaが売れるなら彼らも売れてほしいと思っているところです。Pondに関してはまた別日に紹介しましょう!)

 

 ↓Pond紹介記事

pomme-blog.hatenablog.com

 

 

1.サイケディック?60年代?Tame Impalaって何者?

2.ライブ演出がサイコー

3.おすすめのアルバムはグラミー賞ノミネート作・「Currents」

 

 

1.サイケディック?60年代?Tame Impalaって何者?

ããã¼ã ã¤ã³ãã©ãã®ç»åæ¤ç´¢çµæ

 

2007年にオーストラリア・パースで結成された、5人組サイケデリックロックバンド。2010年にデビューアルバム「Innerspeaker」をリリースし、米英で評価され、2012年にリリースした「Lonerism」ではNME年間ベストアルバムランキングで1位を獲得し、注目の的となった。2015年には「Currents」をリリースし、グラミー賞にノミネートされ、2019年のコーチェらフェスティバルではヘッドライナーに抜擢された。

 
既に10年近いキャリアがありながらも、アルバムはまだ3枚とスローペースに見えるバンドですが、1枚1枚の完成度が高く、ツアーもしっかり全世界回るなどして一作品に対する思いがとても伝わるバンドだと思っています。
 
 
BorderlineーTame Impala
 
最近だと、しばらく新曲を出していなかったのですが、4年ぶりに新曲「Borderline」をリリースし、そろそろアルバムが発表されるかと期待高まっております、、、!
 
そして新曲を聞いたらわかったともいますが、彼らの音楽はほかのバンドにないユニークなサイケデリックサウンドを特徴としてます。なので、最初聞いたときは「60年代」と思いますが、ちゃんと聞くと「現代」も取り入れられてる非常に面白いサウンドを作り上げるバンドです。唯一無二のバンドって、まさに彼らのことをいうのでしょう。
 

2.ライブ演出がサイコー 

 
このバンド、わたしの中では睡眠導入曲として聴かせてもらってることが多く、正直ライブのイメージがつきませんでした。しかし、初めて2018年のサマソニで彼らのステージを見たときに、想像以上にライブパフォーマンスが良く、2018年のベストアクトだと言い切れるレベルでした!!!
 
Tame Impala live at Panorama Music Festival (Full)
 
 
 
注目していただきたいのは、背景に映る代わりゆく模様。彼らの場合、何か映像を流すというよりはアートを融合させてライブパフォーマンスを1つの作品として見せてるように見えました。2018年のサマソニで見た「Let it Happen」は、紙吹雪が舞い、ボルテージが最高潮に上がりまるで一緒に音楽と一体化しているような感覚でしたね。
 
そして個人的な意見ですが、ライブが上手くなったなーと思っています。2015年の「Currents」発売当初のライブでは、正直そこまでライブはうまくないバンドだと認識してました。ゆっくりな曲が多いので、どうしても技術力の見せ方が難しいからだと思います。
しかし、2018年にサマソニで見たときには見違えるように演奏も上手くなっていて、MCでもおちゃめなトークを見せてくれるくらいに、世界中でライブをたくさんして成長したんだなあと感じました。
 

3.おすすめのアルバムはグラミー賞ノミネート作・「Currents」 

グラミー賞ノミネート作・「Currents」  

 

まだTame Impalaを聞いたことない!という方は、ぜひ「Currents(カレンツ)」を最初に聴くことをおすすめのします!そしてぜひ曲順ごとに聞いてください。流れるようにテームインパラの世界に浸れることでしょう! 
 

Tame Impala - Let It Happen (Radio 1's Big Weekend 2016)
 

 まずはテームインパラといえばの「Let It Happen」!誰しもが知っているといっても過言ではない名曲です。そしてなんと曲の長さが7:46もあるんですね。ロックにしては長いほうで、普通飽きてしまう長さなのですが、この曲はずっと聞いていたいと思わせるような中毒性があります・・・!メロディも全く複雑ではなく、これだけの曲の長さですから、1回聞けば覚えてしまって、何回も聞きたい衝動にかられてしまうこと間違えありません!!!  


youtu.beTame Impala - The Less I Know The Better (Official Video) 


続いてアルバムのリード曲「The Less I Know The Better」。ベースから始まり、ギター・キーボードなど色々な音が重なりケヴィンの美声に繋がる美しい曲です。ライブで聴いててもとても爽やかな気分になりました。(だからこそこのPVを見たときはちょっと複雑な気持ちになりましたね・・・(笑))爽やかな気分になるのはきっと、ケヴィンが気持ちよさそうに歌っているからでしょうね。 他のバンドと比べて、非常にヴォーカルの主張が少ないなとも感じています。

 

 

リード曲中心に紹介しましたが、ぜひアルバム通して聞いてみてください!テームインパラの作る現代なのか昔にタイムスリップしたのかとわからなくなる不思議な音の世界観にハマることでしょう。。。ほかのアルバムも聞けばわかりますが、彼らのすごいところはブレのなさ。どのアルバムを聞いても、バンドには珍しいくらいブレがありません。ずっと「Tame Impala」を貫き通し、最近のはやりやトレンドをいい意味で裏切っている印象です。 

 

今年中には新アルバムを出してくれることを期待して、日々世界中のライブを見て日本に来る日を楽しみにしておきます★

 

では、今回はこの辺で。

Au Revoir